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ウコン

ウコンの力

ウコンは、琉球王朝秘蔵の薬草で、肝臓障害・高血圧症・糖尿病・狭心症・脳血栓・胃もたれ・胸焼け等に
非常に効果があるとされる高貴薬です。
殺菌力が強く、傷薬・化膿止めとしても用いられ、また、呑み過ぎたときには、寝る前に少し飲んでおくと
二日酔いしないと云われています。
乾燥品が多く出回っていますが、有効成分として精油を多く含むため、生のものを服用するのが一番です。
生のものの場合、一日量10g程度を、朝晩2回か朝昼晩3回に分けて飲みます。


ウコンには多くの種類がありますが、日本でよく利用されるウコンの仲間には、秋ウコン・春ウコン・紫ウコンの三種類があります。
 また、最近知られるようになってきた種類として、白ウコン・薬ウコン(クスリウコン・クニッツ)・タムラワ等があります。


秋ウコン 

単に「ウコン」と呼べば、この種類をさします。沖縄では「ウッチン」と呼ばれます。
琉球王朝時代には、王家秘蔵の高貴薬として、専売制になっていたそうです。香辛料の「ターメリック」も、秋ウコンのことです。
この種類は、「クルクミン」という活性酸素を消去する作用のある成分を多量に含んでいるということで、もっとも注目されています。
根茎は橙色をしていて、秋に白い花を咲かせます。
薬用、食用、食品の色素、染料として広く利用され、泥臭いような独特の香りがあります。
 他種のウコンより丈夫で育てやすく、耐寒性も他種よりはありますので、保存しやすいウコンです。


春ウコン 

春に花を付ける種類であるため、こう呼ばれますが、正しくは「姜黄(キョウオウ)」です。
沖縄の西表島に自生しているといわれる種類です。
 根茎はレモン色をしていて、刺激の強い味(辛味と苦味)がします。
 花は赤色で非常に綺麗です。しかし、本土で栽培した場合は、殆ど花は付けません。

 特に肝機能に一段と薬効が高いとされます。この種類も、クルクミンを僅かに含んでいますが含有量は秋ウコンよりずっと低く、
代わりに精油分を多く含むようです。
 昔から、秋ウコンよりも効果が高いとされ、私の経験からも、肝臓には効目が強いように思われます。
クルクミン以外の有効成分の効果かもしれません。


紫ウコン
 
紫ウコンは、赤紫色の花を付けること・根茎が白紫色であることから、こう呼ばれます。
 生薬名は「莪朮(ガジュツ)」です。こちらの名前の方が知られているかもしれません
 原産地はインドです。我国では、奄美大島や屋久島で多く栽培されています。
 秋ウコン・春ウコンよりも寒さに弱く、保存の難しい種類です。

 秋ウコン・春ウコンとは違い、黄色色素のクルクミンは殆ど含んでいません。
代わりに精油分の「シネオール」、「カンフェーン」といった成分を含み、素晴らしい芳香です。
漢方では、通常は「芳香性健胃剤」として使用されていて、特に胃潰瘍に良いとされています。
また、血液の浄化、血管や脳細胞の老化予防に効果があるとされます。
 血液を浄化することによって肩こり・腰痛の原因物質を取り除いてしまい、そういった痛みも消してくれます
同じ意味で、疲労回復効果もあります。
 また、ダイエット効果があるとテレビで放映されて話題になっています。


クスリウコン

インドネシア原産で、現地では健康維持の為に伝統的に愛用されている種類です。 
5〜6月に白い花を咲かせ、葉の裏は毛がなく、ツルツル。
秋ウコンに近い種類ですが、秋ウコンより小型です。
 しかし、話題の有効成分「クルクミン」は秋ウコンよりも格段多く含まれ、さらに亜鉛の含有量も多いそうです。
根茎の断面の色が濃いオレンジ色で、そこからも色素分のクルクミンが多い事が分かります。
当然その分、効果も秋ウコンより高くなります。また、秋ウコンは少し泥臭いですが、クニッツは香りも素晴らしく、料理用としても向きます。

 この種類は、日本国内で生の物を手に入れるのは困難です。というのは、植物検疫での規制植物になっているからです。
産地のインドネシア(その他、東南アジア諸国も同様)には「バナナネモグリセンチュウ」という害虫がいて、
これが国内に侵入するのを防ぐ為、持ち込みが禁止されています。
現地に出かけて買ってきても、空港の検疫で没収になってしまいますので、ご注意ください。

クルクミン
今、テレビや雑誌で取り上げられて注目されているのは、ウコンの中の「クルクミン」という成分です。
クニッツ・秋ウコンに多く含まれる黄色の成分で、ポリフェノールの一種です。(特にクニッツに多量に含まれています。)
 このクルクミンには、肝機能を助け、免疫力を向上させる働きがあるそうです。また、体内の余分な活性酸素を消去する作用があります。