|
消防団は階級制度を採用しており、消防団員の階級は消防組織法第15条の6に基づいて消防庁が定めている消防団員の階級準則において、
次のとおり制定されている。実際の階級はほぼ全国的に統一されている。通常の階級制度では最高位の団長以下7階級により構成されている。
なお、階級の編成は、ほぼ水防団員の場合と同様である(海防団員の階級制度とは若干の差異があるが非常に類似している)。
第1条 消防団員の階級は、団長、副団長、分団長、副分団長、部長、班長及び団員とする。
第2条 消防団の長の職にある者の階級は、団長とする。
第3条 団長の階級にある者以外の消防団員の階級は、副団長、分団長、副分団長、部長、班長及び団員とする。
消防団組織は団本部(通称:本団)、方面隊(※団本部と分団の中間組織的なものとして、または分団を統合した組織として設置する団が一部存在する)、
分団、部、班という単位で構成されており、役職名と階級名は一致しているのが特徴である。一部に独自の組織構成・役職を置く消防団もある。
普段は別の業種につく地域住民が主たる構成者であるため、いわゆるプロの集団ではないが、
消火や救急等の訓練を重ね、緊急時にあっては消防任務を果たす。
その意味において緊急時の部隊行動は欠かせず、消防団員は団長以下、上位の階級にある団員または同一階級の先任団員の指揮を受ける必要がある。
このため、地域住民同士である以上、日常的には階級に関わらず対等な関係であるが、いざ消防団としての活動においては
階級に基づいて厳正な部隊行動がとられる。消防団員は団員の階級はじめ昇任によって上位の階級に就くことを補職という(消防吏員は昇級という)。
消防団は団長以下で構成する団本部を中心に、地域ごとに分団長以下で構成する分団、
並びに分団の管轄地域内で部長以下で構成する部という単位で地域に密着した体制を形成している。
消防団の活動においてその指揮行動にあっては現場最上位の分団長の役割が重く、
団本部の指示を受けて、副分団長、部長の補佐の下、現場の団員を指揮することになる。
消防団幹部の区分は団長及び副団長を上級幹部(消防吏員では消防司令)、分団長及び副分団長を中級幹部(消防吏員では消防司令補)
部長及び班長を初級幹部(消防吏員では消防士長)に分かれている。
狭義の消防団幹部は副分団長以上、広義では部長ないし班長以上を指す。
規定上は班長を幹部とすることとされているが、消防団運営において上級幹部及び中級幹部
(つまり分団長、副分団長)以上が幹部会議を構成する消防団も少なくない。
|