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子供が自分で自分を守るために
ここ数年というもの、子供が被害者となった陰惨な犯罪が後を絶ちません。事件報道があるたびに、「また子供が」「なぜ」と、社会の犯罪に対する怒りは深く新たにされるものの、犯罪の形は手を替え品を替え、ますます巧妙に、そして常軌を逸して行くかのように見えます
「子供を犯罪から守ろう」。子供たちの保護者はもちろん、学校や地域の危機感が高まり、登下校の見守りや地域パトロール
、万一の時に子供たちが逃げ込める「こども110番の家」の広がりなど、連携を通して様々な試みがされています。
しかし、その網目をかいくぐるかのようにして報告される犯罪の数々。最終的には、「そのとき、その場で」子供が自分で自分を守れるか、
そして「そのとき」を回避できるよう、普段からの警戒力を養えるかどうかにかかっているのではないでしょうか
では、子供たちには何を、どう教えれば良いのでしょう。「危ないから気をつけよう」では、
そもそも犯罪というものがどういうものか、自分たちにどういう危険が及ぶのかを知らない子供たちには、わかりません
危険な場所、危険な人とは
子どもが狙われるのは、町の中で大人の目が届かない「死角」。子供たちには、基本的なリスク管理として、
危険な場所へ近づかないことを教えなければなりません。
昨今の社会的要請を受けて、各公立学校では子供たちと一緒に「地域安全マップ」の作成に乗り出しています
自分たちが住んでいる地域を歩いてみることで、地域への関心や危機管理意識が高まり、
『どんな場所が危険か』を考えることによって想像力や判断力がつきます。
そして、地域の人と関わることでコミュニケーション力も高まるでしょう。つまり、地図のできあがりよりも、むしろそのプロセスが非常に重要なのです 「危険を感じたときの対処法」を標語にした、「今日はイカのおすし」(警視庁考案)
知らない人にはついて『いか』ない
車には『の』らない
何かあったら『お』お声を出して
『す』ぐ逃げる。
そして大人に『し』らせる
そして、「危険な人」がどのような人なのか、教えることも重要です。子どもには、他人への信頼感や優しさを教えてあげたい。
しかし、犯罪は子どもたちの無邪気な信頼を逆手にとるというのも事実なのです
知らない人についていかない、という基本的なことはもちろんですが、知らない人ばかりが「危険」ではない、と欧米の子供向けの防犯本は教えます。
その内容は、性犯罪をタブー視してきた日本人にとってはショッキングですが、
先生や親戚や親までもが子供に危害を加える可能性があると教えるのは、
犯罪先進国ゆえの防犯教育なのでしょう。 |